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小岩複合集合住宅
 エントランス&室内リノベーション

Project

1・2階には店舗があり、上階には全20部屋の居室。こうした建物を複合集合住宅と呼びます。
今までアズ企画設計は、多くの複合集合住宅をリノベーションによって生まれ変わらせ、資産価値を向上させてきました。
今回は、その一例をプロジェクトストーリーとしてご紹介します。
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Episode01

子育て世帯や若年単身者をターゲットに設定し、
エントランスのイメージを刷新

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t.a

お部屋を探している内見者の方が最初に目にするエントランスの印象は非常に重要です。
この複合集合住宅は店舗部分と住居部分のエントランスが別々に設けられており、広い道路に面している店舗入り口に対して、住居入り口は歩道橋の影に隠れて暗い印象でした。
周辺環境や空室の間取りから子育て世帯や若年単身者をターゲットに設定し、エントランスのイメージ刷新を実施。まずは、生い茂った木を撤去して見晴らしを確保しました。
緑が減った分、深緑色のタイルを採用してほっとできる要素を追加。
壁や床を明るい色に塗り替え、照明もすべて入れ替えた結果、従来のエントランスにはなかった温かみのある清潔感が生まれたように思います。
同時に、防犯カメラも設置してセキュリティ対策を強化し、入居者様には「安心して住める建物になった」と言っていただけました。

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Episode02

部屋の壁を取り壊して間取りを一新。
きめ細やかな工夫でターゲット層にアピール

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h.t

当社が物件を購入した時点で2階の店舗は退去が決まっており、全20部屋の居室のうち、5部屋が空室でした。空室は、ファミリー向けと単身向けの2種類。視察したところ使い勝手の良くない一昔前の間取りであり、チームで話し合った結果、壁を取り壊して間取りを一新することになりました。
この複合集合住宅がある江戸川区小岩は子育て施策が充実しており、ファミリー層の中でも小さなお子さんがいる世帯が多いエリアです。どんな間取りが子育て世帯にとって使いやすいのか、内装業者さんにもヒアリングしながらプランを決めていきました。
完成したのは、リビングが広いカウンターキッチンのある部屋。単身向けのワンルームには、玄関と部屋の間に目隠しとなる扉を入れ、プライバシーが確保できるようにしました。募集後、狙い通りに子育て世帯と女性の単身者の方が入居してくださったのは嬉しかったですね。

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Episode03

募集から間もなくしてすべての空室の契約が決定。
推定賃料より高い賃料を設定できた

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s.y

当社の買取再販ビジネスはスピードが命。リノベーション工事と入居募集は同時進行で行います。
その場合にネックになるのが、工事が終わるまで部屋を内見できないこと。
私自身、工事の過程をこの目で見て「新築同然の綺麗な部屋になるぞ」という確信があったので、賃貸サイトの募集ページに3Dパースを埋め込むなどして、内見しなくてもある程度イメージが掴めるような工夫をしました。募集後は、工事の完了前にすべての空室の契約が決まり、ほっと一安心。
物件視察時に算出した推定賃料より高い賃料を設定できたのは、T.Aさん、H.Tさんを中心にチームみんなでアイデアを出し合って決定したリノベーションプランが、ターゲット層のニーズに寄り添ったものだったからだと感じています。

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Episode04

コロナ禍における店舗客付けに苦戦。
チームで一丸となって生み出した大きな収益

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m.d

チーム全員の頑張りの甲斐あって住居部分の空室は早期に埋まったのですが、次に懸念点となったのが2階の店舗部分です。100坪程度の広いスペースには数年前までファミリーレストランが入っていたそうですが、私が客付けに奔走していた時期は、新型コロナウイルス感染拡大の真っ最中。
飲食店の入居は望めず、ドラッグストアや携帯ショップ、エステサロンなどのサービス店舗を中心に営業をかけていました。「100坪は広すぎるよ」とご指摘を受けることが多く、一時期は空間を分割し、50坪ずつ貸し出すことも検討。
結果としては、現在、100坪のスペースを事務所兼ショールームとしてご活用いただいています。
住居部分に続いて店舗部分も埋まったことで、スムーズな売却に成功。チームで一丸となって各フェーズの課題に取り組んだこのプロジェクトは、大きな収益を生み出しました。

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